断熱材によって活かされるものに建物の熱容量があります。建物の構造体、間仕切り壁、床、家具などは温度の上昇と下降に応じて、吸熱、放熱をする能力があります。建物を外部からすっぽり覆うと、建物の熱損失が大幅に減り相対的に熱容量が際立って大きくなる事から暖房を止めた後も、建物の構造体や間仕切り壁、床や家具などから放熱、放冷し輻射暖房効果で室温が長時間にわたり保たれるのです。断熱材は熱を遮断する能力はありますが、熱容量はほとんどありません。建物に厚い断熱材を入れたからと言っても、建物の熱容量が増えることは期待できません。むしろ断熱欠損部分を作らないことが重要です。断熱欠損部分(断熱材を入れられない部分)が多い建物では、その部分から起こる熱損失で、相対的に室内各部の熱容量が減り、暖房を止めると急激に室温が下がることになります。
●内断熱工法(充填断熱工法)
●W外断熱工法(外張り断熱+充填断熱工法)
施工範囲
<千葉県>
船橋・柏・我孫子・鎌ヶ谷・松戸・流山・習志野・市川・野田・千葉・八千代・四街道・成田・佐倉・酒々井・印西・白井
<茨城県>
取手・守谷・牛久・龍ヶ崎・藤代・つくばみらい・利根
<東京都>
千葉県近隣地域
<埼玉県>
千葉県近隣地域
知っておきたい住宅情報
住まいの学習サイト
快適な住まいを確保するには、寒さや暑さの侵入を断つために内部と外部を分ける明確な断熱区画が大切です。柱や梁で断熱材が分断される部分や床下換気口から冷気や湿気が床下に侵入する家,、床下通気止めの施工されていない家では床下に侵入した冷気は床面を冷やすばかりか間仕切り壁の中を伝って部屋の中も侵入する。夏50〜60℃にも上昇する天井裏、その熱は輻射熱となって2階の寝室に落ち、夏寝苦しい。断熱区画があいまいな断熱工法では断熱材を厚く入れたからと言っても大きな断熱効果は期待できません。一つの家の中に外部の環境が入り込み室内に温度むらをつくり断熱材が分断される部分は局所的に断熱性能が著しく低下し、壁内結露を誘発する大きな原因ともなります。省エネで快適な住宅をつくるには明確な断熱区画が施工できる工法が有利と言えます。
柱の外側から断熱材で覆い
更に壁内に断熱材を充填する工法
柱の外側を断熱材で覆う工法
建物の断熱工法には大きく分けて「内断熱工法(充填工法)」と「外断熱工法(外張り断熱工法)」の二通りの工法があります。
●外断熱工法は、柱や梁などの構造材の外側から、基礎、外壁、屋根と切れ間なく連続して断熱材で覆い断熱区画をつくる事で、断熱材の欠損部分をつくらない事から建物の熱損失が減り、相対的に建物の熱容量が大きくとれる工法です。基礎の外周や屋根を断熱材で覆い天井裏も床下も部屋の一部と考え断熱を区画します。
●内断熱工法は、柱や間柱、梁、根太などの構造体の間に断熱材を入れる事で断熱材が分断され、断熱区画があいまいになり易く、断熱材の欠損部分をつくり、建物の熱容量が相対的に低下し、高気密住宅として施工しても柱や梁で断熱材が分断される部分から冬の冷気や夏の暑さが伝わり易く断熱効果が落ち、壁内に結露を誘発してしまう危険性もあります。また床や天井で断熱し、床下や天井裏は外部環境として断熱区画をします。
フェノールフォーム断熱材 30o+ポリエステル断熱材 75o
W外断熱工法は、下記一般外断熱
工法のサーモグラフで黄色に示され
ている部分にさらに断熱材を充填し
二重外断熱とした工法です。このサ
ーモグラフから熱環境が大幅に改
善されている事が読み取れます。
●外断熱工法(外張り断熱工法)
フェノールフォーム断熱材 50o
外断熱工法とは、柱や土台の外側から断熱材で覆う工法です。柱や土台の断熱効果が加算され他の部分より熱環境が良い事をサーモグラフは示しています。
繊維系断熱材 100o
内断熱工法とは、柱や梁の間に断熱材を充填する工法です。柱や土台の部分から冷たい空気が伝わっている事が読み取れます。この部分は室内の暖かい空気と外の冷たい空気が合流し室内の空気が冷される事で壁の中で結露を起こす危険性がある事も示しています。
柱と柱の間に断熱材を入れる工法
断熱材を介して外壁を支える外断熱工法では、外壁を安全に支えるために使用できる断熱材の厚さは5センチメートル程度と限界の厚さがあります。これ以上の厚い断熱材を使用できない事から断熱性能にも限界があります。更に快適な性能の住宅を求めた場合、断熱材を追加できる部分は壁内の空間です。二重外断熱はこの空間に断熱材を追加し外断熱工法の弱点を補完し更に断熱性能を向上させた工法です。高性能で高い省エネ性を備えた快適な住宅が実現できます。



